プログラム・日程表

学会企画

特別講演Ⅰ

令和4年10月8日(土) 11:00~12:00

静岡県立がんセンター 感染症内科 部長 倉井 華子 先生

特別講演Ⅱ

令和4年10月9日(日) 11:30~12:30

浜松医科大学医学部 臨床検査医学 教授 前川 真人 先生

学会企画 日程概要

内容 10月8日(土) 10月9日(日)
記念式典 ○実施
シンポジウム ○実施
日臨技企画 ○実施
部門別企画 ○実施 ○実施
一般演題 ○実施 ○実施
ランチョンセミナー ○実施 ○実施
特別企画(中高生進学セミナー) ○実施
機器試薬展示 ○実施 ○実施
学会懇親会 ×中止

※内容は変更することがございます

10月8日(土)日程表(PDF) 10月9日(日)日程表(PDF)

支部シンポジウム

令和4年10月8日(土) 14:30~16:30

テーマ:夢を語ろう
~NEXT ONE “次の” 検査室に向けて~

新型コロナウイルス感染症の拡大により、臨床検査技師が一役脚光を浴びました。 私たちはこの新型コロナウイルスに対する検査室の関わりによって、臨床検査技師としての自信が見つけられたのではないでしょうか?

しかし、医療業界が新型コロナ一色になる前の私たちは、地域包括ケアシステムの推進や医療への人工知能(AI)の導入などの医療情勢の変化に対し、臨床検査技師も生き残りをかけ、多様なニーズに対応すべく、様々な業務変革を模索していたと思います。

そこで、今回のシンポジウムでは“褌を締め直す”意味で、職場の将来を見据えた「職域の拡大」「業務の効率化」「品質保証」「人材育成」に対する熱き思いについて、様々な規模・形態の検査室のリーダー達の生の声を聞き、自分達の検査室、そして自分自身の“次の”行動指針を見つけてみたいと思います。

部門別企画

【臨床微生物部門】シンポジウム

『パンデミックを乗り越えた先へ』
~取り組むべき検査室の課題とは~

新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、日々の生活だけでなく院内の検査体制も大きく変貌している。 検体採取時にはフルPPEの着用が義務となり、検査全般の感染対策が見直され、また、多くの施設に遺伝子検査装置が導入されることで遺伝子検査が身近な検査となった。
今後、新型コロナウイルス感染症が落ち着いた時に、質の高い検査を継続していく上で検査室としてどの様な取り組みをするべきなのか方向性を考えるきっかけとしたい。

【病理・細胞部門】シンポジウム

『どうする?どうなる?どうしたい?』
~病理検査技師の未来はこちらから~

いつの時代も、病理検査技師の育成は大きなテーマの1つです。 毎年新人・新任技師が入職し、臨地実習生を受け入れるという施設も少なくありません。
病理検査技師を育成する我々は、どのように育成に関わっているのでしょうか。そして、若手技師や臨地実習に臨む学生など、未来の病理検査を担う者たちはどのような教育を受けたいと願っているのでしょうか。
このセクションでは、先輩技師と後輩技師、実習生指導者と学生など、様々な立場からの見解を交えてお互いが求める『どうする?どうなる?どうしたい?』を探りたいと思います。 病理検査の「今」と「未来」を担う者たちの「共育」(共に考え共に育つ)、本企画ではそのあり方に多方面からアプローチし、未来の病理検査技師への扉を開く機会としたいと考えています。

【生物化学分析部門】シンポジウム

『検査室の品質保証を考える』

検査室から報告される検査結果はスクリーニング、鑑別診断、確定診断、治療法の選択、効果判定、副作用の判定などの医学的意思決定を大きく左右する。
日々の精度管理に加え、検査依頼から結果の解釈に至る全てのプロセスの運用、管理、監視、評価、改善を完全にすることが求められている。 今回の企画では検査室の品質保証に必要な知識の習得を目的とする。

【臨床血液部門】シンポジウム

『MDS(骨髄異形成症候群)を正しく理解しよう!』

今回の部門企画では、各施設、世代交代を迎え、形態の基礎を学びたい若手技師が増えている現状があります。 そこで、基礎の底上げを目的に、日々のル-チン検査で目にする機会の多いMDS(骨髄異形成症候群)について、分類(総論)・異型性の種類・形態所見のとり方など、症例を交えて講演していただきます。
明日より、すぐ臨床支援に繋げる機会になればと思います。

【臨床生理部門】シンポジウム

『今と未来』 ~求められる検査技師~

医療技術の進歩と細分化、医療環境の変化に対応するため、タスクシフト/シェアの推進がうたわれています。
チーム医療の中で、私達生理検査技師は何が出来るのか、何を求められているのか。これからの生理検査の業務を皆さんと考えていきたいと思います。

【臨床検査総合部門】シンポジウム

『臨床検査技師に対するタスク・シフト/シェアの推進』
~まったなし!先駆者から未来を考える~

タスク・シフト/シェアに関連する臨床検査技師等に関する法律の改正が行われ、昨年10月1日から施行となった。 法令改正を行いタスク・シフト/シェアを推進する8業務については厚生労働大臣が指定する研修を受講することが義務づけられ、各都道府県で講習会が開催されている。 また、現行制度上実施可能とされた18業務も提示された。
タスク・シフト/シェアは2024年4月から適用される医師の時間外労働規制に向けて進められているが、我々臨床検査技師が将来の生き残りをかけた業務拡大としてのチャンスでもある。 このタスク・シフト/シェアの推進には、新たな環境変化に対応するための個人の意識改革、医師をはじめとする他職種からの信頼を得るだけの知識・技術習得のための教育体制の確立、そして、新たな業務参入するための検査室の余力の捻出が必要である。
この企画では『意識改革』『教育体制』『余力の捻出』の視点を踏まえ、すでに先進的に取り組んでいる施設を紹介し、今後の推進のきっかけとしたい。

【染色体・遺伝子部門】シンポジウム

『知識・技術向上のためのマイルストーン』
~認定試験を受けてみよう~

コンパニオン診断薬の増加、がん遺伝子パネル検査、そして新たな感染症…。 以前では考えられなかったほど遺伝子検査は多岐にわたり、かつ急速にその存在が身近なものになりました。 遺伝子検査を自前でおこなっている施設はもちろん、すべて外注となっている検査室も、検体の取り扱いや結果の解釈など、遺伝子の知識が必要になってくる場面が多くなることでしょう。
今回の部門シンポジウムでは、自身の知識を向上させていく途中で、ひとつのわかりやすい到達目標になる「認定試験」について紹介したいと思います。
遺伝子検査に関連する資格には、いろいろな種類があります。皆様の目標設定の参考になれば幸いです。

【輸血・細胞治療部門】シンポジウム

『輸血検査の教育について』

輸血検査に配属された新人や、当直だけ輸血検査を実施している技師などへの教育は、輸血専任検査技師にとって重要な業務である。 基本の業務の習得から、学会発表や認定資格取得と様々な教育段階があるだけでなく、看護師への教育や病棟監査など業務は多岐にわたる。
教育システムを構築した施設から実際の運用方法を学び、よりよい教育体制を考える場としたい。

【臨床一般部門】シンポジウム

『一般検査における形態検査精度管理』
~技師間差を埋めるためにできること~

一般検査は尿沈渣・体腔液検査・寄生虫検査と形態検査の占める範囲が広い分野である。形態検査は少なからず主観が入るため技師間差が発生しやすい。 主観に左右されず、皆同等の結果報告を行うためには精度管理が重要となるが、未だ形態検査に対して精度管理を実施している施設は少ない。
今回は各施設で実施している形態検査に対する精度管理について講演いただき、技師間差を埋めるために有効な精度管理方法を模索し、さらには教育方法について考える機会としたい。

ランチョンセミナー

10月8日(土)
ランチョンセミナー(PDF)
10月9日(日)
ランチョンセミナー(PDF)