今回の研修は、筑波大学附属病院の横山技師に腎疾患に焦点をあてて、尿一般・沈渣成分について解説をしていただきました。
今回、現地開催ということもあり、3グループに分かれてのディスカッションをしながらの研修を行いました。
前半は、尿沈渣成分についてスライドカンファレンスを実施しました。
上皮細胞(尿路上皮、尿細管上皮、扁平上皮、円柱上皮)の鑑別の解説をしていただきました。
基本的な形態を示すものから、難易度が高いものもあり、参加者の方々も苦労しつつも解答を導いていました。
後半は、複雑な腎臓疾患の分類等の説明をしていただき、尿定性・沈渣の結果からどの疾患が考えられるかという内容でした。
得られたデータから疾患を結びつけるという作業は、大変貴重な経験ができたのではないかと思います。
横山技師の解説も非常にわかりやすく、また参加者の方々も活発なディスカッションを行い考えることをしていただいたので、聴講形式の研修会よりも盛り上がったのではないかと感じました。
今回のような参加型の研修会を、今後も行っていきたいと思わせていただきました。