今回の研修は、北陸大学の松村技師に寄生虫検査を対象に、コロナ禍後実現が難しかった実技研修を行った。
前半は検査方法についての座学を行った。おもに、実習を行う直接塗抹法、ホルマリン・エーテル法(MGL法)、簡易ショ糖浮遊法について説明を受けた。 後半は虫卵・嚢子等を混ぜた疑似検体を用いて、直接塗抹法、MGL法、簡易ショ糖浮遊法の順番で行った。検体を測り取るところから始めたが、大半の参加者が苦労していた。MGL法はガーゼで糞便をろ過するが、事前に濡らしておくと、虫卵・嚢子のロス率を下げることができることなど、検査にとても役立つ知識・技術を習得できたと思われる。また、参加者が直接検体を用いて虫卵を鏡検し見つけることができたという経験は、業務でもとても自信につながることと感じました。 丁寧な講義・実技研修であり、大変有意義な研修会だった。 |
令和6年度 第1回 臨床一般部門研修会
テーマ
寄生虫検査実技講習会!!
日時
2024年7月7日(日) 10時00分~16時00分
会場
静岡医療科学専門大学校