この度はシスメックス株式会社の清水伸尚先生に自動血球分析装置を用いた体腔液検査についての講演と、東近江総合医療センターの佐伯仁志先生に穿刺液検査の形態学について御講演していただきました。
体腔液の検査については尿沈渣ほど頻繁に院内で検査が行われるわけではなく、それ故に基礎から応用まで教わることのできる環境は中々得られないのが現状であると思います。
今回の研修会では、自動分析装置および形態学の熟達者による体腔液検査の話を聞く機会を得ることができたこともあり、日頃の検査業務での疑問を中心に参加者と講師とで質疑応答が交わされていました。中でも分析装置で細胞数を測定している施設が増えてきているためか、分析装置に関する質問が多く挙げられていたように感じました。