前半では、刺激伝導系の仕組みや心電図波形の成り立ちといった総論、後半では不整脈の疾患ごとの基礎から治療薬までといった各論を、解剖学や発生学の観点も含めてお話し頂きました。教科書より少し踏みこんだ中級・上級者向けのご講義でしたが、様々な動画や楽しい例え話をたくさん盛り込んで頂き、大変わかりやすい内容でした。理解が難しかった心筋細胞の興奮とイオンチャネルの仕組みでしたが、アニメーションによってシンプルに考えることができました。
先生のお言葉でもあったように、心臓を波としてみるのではなく、形として、動いているものとしてみるといった意識で、日常臨床でも心電図理解を深めていこうと思いました。