今回は、「臨床に伝わるレポートを書こう」をテーマにお二人の講師の方によるWeb型研修会を開催しました。
第1講演の甲状腺エコーでは、静岡県立こども病院の藤下先生より中級者向けの内容として微小乳頭癌のアクティブサーベイランス、甲状腺の発達と機能低下、機能性病変、結節性病変の評価、細胞診、レポートについて講義していていただきました。
第2講演の乳腺エコーでは、静岡県立静岡がんセンターの杉山先生から基本の乳癌検査方法、病変の広がりにつてのレポート記載、エコー画像を用いての超音波検査での乳癌組織型を推定する場合の判定ポイント、サブタイプ別の超音波所見と組織型について講義していただきました。また、新型コロナワクチン接種によるリンパ節腫大についてどのように報告されているかのお話もありました。
2講演とも臨床に伝わるレポートを書くためのポイントを分かりやすく講演していただきました。
アンケートでは、研修時間はちょうど良い、内容もとても良い・良いの回答を多くの方からいただました。
次回取り上げてほしいエコー内容は、消化器30件、循環器22件、血管15件、体表13件、婦人科5件でした。
ご意見・感想では、画像が多く要点がまとまっておりわかりやすかった、資料の提供がありよかった、多くの症例を紹介する研修会を開催して頂きたいとの要望をいただだきました。
皆様からの回答は今後の研修会の参考とさせていただきます。
今回も大きなトラブルはなく無事に研修会を終えることができました。